環境と反響の間で。 | ★コピーライターが思わず ! となったコピー。

環境と反響の間で。

前々回で、品質や環境についての広告が多くなったと
言って、安全・安心を伝える広告を取り上げた。
今回は、環境についての広告。別にたいそうな話はしないけど。
 
ここ1年ほどくらいですかね、環境をテーマにした広告が増えたのは。
新聞を見ると、必ず毎日1つふたつ見かける。
その昔、といっても20年くらい前。ボルボの広告に
 
私たちの製品は公害と騒音と廃棄物を生みだしています。
 
というドキリとするコピーがあったけれど、
こんな「生まれてきてどうもすいません」と
太宰治のような表現こそ見かけないが、
工場でこんな取り組みをしていますとか、環境負荷の少ない
素材を使っていますかとか、
それはイロイロ。みな率直に語っている。
 
最近では、環境へのやさしさで選んでくださいね
というちょっぴり売る気を見せるメッセージも目につく。
それが家電とかクルマなら分かるんだけど、まさかね、
この業界も?!と驚いたのでありましたー
 
 
★今回のビックリマークなコピー。
 
 
今の時代、お金のことばかり
言ってられない空気です。

 
 
ソニー銀行の広告より。何のこっちゃ?と
思わず目が止まるような言い草。
 
サブキャッチが目に入る。ふむふむ。
「100%カーボンオフセット銀行へ。」や「これからは銀行を
選ぶことが、地球温暖化の防止につながります。」とあり、
銀行選びの条件にも、環境がランクインしてきたのか?
とちょいと驚く。
 
似たような切り口で、次の日本ヒューレットパッカード
PCの広告でも、エコ性能で選んでねというメッセージ。
 
管理者の負担も、地球の負担も管理、軽くします。
 
とここでもエコなコピー。ちょっと前は、省エネ=経済性で
語られることが多かったけれど、同じエコでも
エコノミーでなくエコロジーなんだね、今は。
 
他にも、鉄道貨物をエコで語り、トラック輸送よりも
優れているということを訴求した広告もあったり、
エコをてこにした、電気製品の買い替えキャンペーンがあったりと
商売にもうまいこと使われている模様。
 
そうは言っても、環境にやさしければ売れるという
わけでもなさそうで、以前に僕の知人がクルマを買う際、
夫は環境にいいからとハイブリットカーにしようと
思っていたのだが、妻のデザインとかブランドで選びたい
という意見に押されて、結局ガソリンエンジンの欧州車に
したという話がある。
 
環境にやさしいことよりも、まだ多くのことが
優先されるというのも事実なようで。
環境と反響の間には、まだ開きがあるんでやんすね。
 
これから環境にイイという大義名分での
マーケティングも増えてくるけど、
以前アダルトビデオのチラシで見た
「これなら性病の心配なし!」のような
想像を超えたメッセージを期待したいです。はい。
 
 
さて。ウイガァラィ!(We got it!)
クラッカー先週末、マンチェスターUが二連覇、ファンとしてはホクホク。
今シーズンは、すっかり大人のチームになっちゃって。
クリ坊の活躍ばかりが目立ったけど、圧倒的な守備力のおかげだと
思っています。昔、サッカー指導者から聞いた、
サッカーはつねに守備から始まるという言葉を実感したなー。
  
ということで、優勝記念に歌ってもらいましょう♪
優勝セレモニーでも流れていたし。
“友よ、俺たちこそがチャンピオン。最後まで闘おうじゃないか”
次は5月21日、モスコゥでこの曲を聴きたいぞ。
(ところでフレディ、その格好、あんた風呂上りのオッサンか)

 
マンUのアメイジングなゴール集(4月)こちらオフィシャルサイトで。
クリ坊の「どこから現れた!テレポーテーション弾丸ヘディング」や
どこか乙女なハーグリーブスのアーセナルに「もう歯向かいません
ごめんなさい」と言わせたFK
敵将ライカールトに「わたし、これで
辞任の決心しました」とふんぎりをつかせたスコールズの中距離ミサイル
シュート
など4月はスゴイのばっかり!叫び